社内ゴシップとはどう付き合うべきか

女性が管理職になったとき、社内ゴシップを知っておくべきかと考えることもあるでしょう。社内ゴシップが気なるのは会社人間になっている証拠とも言われますが、ゴシップに関わらずに自分のやり方で仕事に励むことが管理職として良い方法かもしれません。

しかし、社内政治を考慮した時、ゴシップから完全に背を向けてしまうのは得策とは言えないこともあります。ゴシップは使いようによっては役に立ち、社内の人間関係の地雷原を避けることも可能です。

例えば、A部長とB部長は若いころ、大喧嘩をしたことがあるので、それ以来犬猿の仲で今でもテーブルの下では足を蹴ったりすることもあるらしいといったゴシップ。こういった話はまともに受けとめてはいけませんが、情報として頭に入れておいたほうが良いこともあります。ゴシップであってもこの二人の関係性が事実だった場合、部長が同席するような局面での最悪の事態を避けることができるからです。

あるいは、数人で飲んでいるときにゴシップ好きの人が誰かのうわさ話を始めたとします。その時、同席している人々がどう反応をしめすかを見ることで、ゴシップの主人公に対する評価が見えることもあります。ゴシップの内容に関わらず、重視して見るのはその話題に対する周囲の反応です。その話題で場がパッと明るくなれば、その人は周囲に好感を持たれている可能性が高いのですが、微妙に悪意をもった反応があったのならば周囲の印象があまり良くないのかもしれません。

管理職ともなれば、仕事以外の人間関係などにまで目を配っておくことは大切です。単なるゴシップとして流すのではなく、上手に利用して仕事を円滑に回しましょう。